一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2023.03.29 07:43

植樹式・エンゼル像設置式 (2023/3/11 岩手県平泉)

東日本大震災から12年を迎える2023年3月11日の午前10時より、当財団が昨年記念碑を建てた平泉の土地にて、 当財団設立当初より活動を支援してくださっております村上一朗さんの先導により、6本の桜の植樹を行いました。 当日は、水沢教会の高橋神父や千厩町の千田様や小山様、尾形様、小野寺様、萩庄様、平泉元町長の菅原様などいつも我々の活動を支援してくださる多くの皆様、 さらには現在岩手県知事選に出馬されている平泉ご出身の千葉絢子氏の父上 千葉芳二さんもご参加くださり、 皆で協力して植樹を行い、その後参加した一人ひとりが桜の木に願いを込めて水を与えました。

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さらに、この日のためにエンゼルが立つ水盤が同場所に運びこまれ、当日水沢からお越しの高橋神父により、エンゼル像に世界平和の祈りを込めた設置式が開催されました。

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代表理事は、「震災から12年経つ東北に今年も3月11日当日に訪問出来て感無量である。ささやかではあるが、今日植樹した桜の木が平泉駅から中尊寺へ向かう並木道のお役に立てばと思う。」と語っておりました。昨年建てた記念碑に桜やエンゼル像も新たに加わったこの場所が、訪れる方にとって愛や平和を感じる場となるよう願っております。

カテゴリ:Staffレポート

2023年03月29日 07:43 admin

2023.03.29 07:40

石巻市震災遺構大川小学校・知勝院訪問(2023/03/10 宮城県石巻市・岩手県一関市)

12年前に発生した東日本大震災の津波により児童・教職員合わせて84名が犠牲になった石巻市立大川小学校の教訓を伝えるために 2021年7月に一般公開された「石巻市震災遺構大川小学校」を訪問しました。 大川小学校は、2013年3月10日に当財団が東日本大震災で犠牲になった方々の鎮魂のためにエンゼル像を寄贈させて頂きましたことから 当財団におきましても大変意味深い場所です。

当日は、我々が訪問することについて到着直前にお電話でお話したにも関わらず、 当財団がエンゼル像を寄贈する際にご尽力戴きました武山郁夫さんと、 長年エンゼル像を守ってくださった大川小学校卒業生でもある漁師の小川さんが我々の到着を待ってくださっており、 お二人から12年前に大川小学校とその周辺地域に起こった惨状をご説明頂きながら、 校舎と校庭、そのすぐそばに開設された大川震災伝承館を訪問しました。

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今回の活動では、初めて参加する若手メンバー(震災当時は小学生)もおりましたが、言葉を絶する悲惨な出来事が、 自分たちがいま立っている全く平穏な場所で、当時自分と同世代であった子供たちを含む多くの人に起こったということを、 実際にその地に赴いたことで重く実感しました。それでも当事者である小川さんは別れ際に、自分が諦めたら終わりだと思うので、 明日3月11日は海に出て行方不明の方を捜索すると語ってくださり、その明るさと強さに我々もまた頑張ろうと思えた時間でありました。 お忙しい中、我々のために時間を割き、丁寧にご説明くださいました武山さんと小川さんに改めて感謝いたします。 本当にありがとうございました。

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大川小学校跡地を後にした我々は、翌日に当財団が主催する講演会にて岩手県一関市にある知勝院の千坂げんぽう前住職にお話戴くこととなっておりましたことから、 前ご住職が考案された樹木葬墓地や、荒れた山林や侵略的外来種が侵入した里山の再生活動を行う久保川イーハトーブ世界を前ご住職のご案内のもと見学させて頂きました。

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知勝院を含む久保川イーハトーブ世界は非常に広大な土地で、生態系や生物多様性を知るための施設である生き物浄土館、 知勝院の樹木葬公園墓地、その傍には絶滅危惧種の生物の生息や繁殖場所となるようにつくられた溜池も数か所ありました。 車で数分の場所には自然再生実践地もあり、そこでは当財団も昨年交流を持ちました中央大学保全生態学研究室の西原先生などの研究者の方々と協力し、 耕作放棄地の自然再生と外来種の排除、絶滅危惧種の保護を行っているとのことでした。 また、久保川イートハーブ世界内の電力は全て太陽光や風力発電でまかなう仕組みを作られており、 広大な土地を使い、自然再生のためを思う徹底した環境づくりに努めている様子に圧倒されたとともに大変勉強になりました。 長時間広大な土地を、詳しくご説明くださいました千坂げんぽう前住職に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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カテゴリ:Staffレポート

2023年03月29日 07:40 admin

2022.11.21 19:36

地域の皆様との昼食会・夕食会、判官森散策(2022/11/1, 宮城県栗原市栗駒)

同日午後に行われた拝舞殿落成式の前に、拝舞殿を竣工した有限会社栗駒建業会長の高橋安敏さんご夫妻が営まれる民宿なごみの家にて、 「静の舞」を披露するため栗駒を訪れた日本舞踊家の西川翠扇様と地方(じかた)、スタッフの方々と我々に地元の方々からのおもてなしとして、 栗原の郷土料理であるお餅が振舞われました。お餅は全てつきたてで、雑煮餅・あんこ餅・ずんだ餅・納豆餅など沢山の種類が机に並びました。 お餅はどれもとても美味しく、落成式本番前の緊張もほぐれ、皆が笑顔になれたあたたかい時間でした。 昼食と支度場所を提供してくださいました高橋さんご夫妻、そしてつきたてのお餅でもてなしてくださった地元の皆様のご配慮に心より感謝申し上げます。

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落成式の後には、奥州くりはら義経会会長の菅原直之さんのご案内のもと、判官森にある義経公の胴塚をお参りしました。 菅原さんからは、なぜ判官森に墓碑を建てたのかなど胴塚にまつわる歴史を詳しく解説して戴きました。 また、菅原さんは今年7月に当財団のタヘルが初めて判官森を訪れた際、イスラム教のアザーンでお祈りを捧げたことが印象的だったそうで、 亡くなってから八百数十年後にイスラム教徒が義経公をお参りするとは義経公も驚いただろうと笑いながらおっしゃっていました。

2022-Nov-01-img15.jpg 奥州くりはら義経会会長 菅原直之さん
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18:00からは、平成11年6月に判官森の義経公胴塚の御霊土と、 神奈川県藤沢市白旗神社にある首塚の御霊土を合祀した後、藤沢市から宮城県栗駒まで500キロの道のりを43日間歩かれたという菅原次男さんが営まれるくりこま荘で、 義経会の方々が開いてくださった夕食会に参加しました。 義経会副会長の佐藤博泰さんは、西川翠扇様と地方の方々が栗駒へ訪れてくださることをとても楽しみしてくださっていたそうで、 おもてなししたいという気持ちで同級生12人連携してお餅を用意したとお話してくださいました。拝舞殿の外に掲げられていた横断幕も、 歓迎の気持ちを伝えたくて自ら書いてくださったとのことでした。 夕食会の最後には当財団タヘルも11年間東北を支援してきた中で栗駒の温かい方々との繋がりは 自分にとってプレゼントのようだと皆様への感謝の思いを伝えたと共に、連帯東北・西南の活動は次のフェーズに入ったと思うと話していました。

2022-Nov-01-img17.jpg 奥州くりはら義経会副会長 佐藤博泰さん
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今年 7月末に、代表が初めて栗駒の地を訪れた際には、拝舞殿は有限会社栗駒建業会長の高橋さんが数名の若者を指揮して、 土台と骨組みが立ち上がったばかりの状況でした。それから正味約 3カ月で落成式を無事迎えられた事は、亡き義経公のご加護の下、天候にも恵まれ、 まさに獅子奮迅のお働きの故と、高橋さん以下建設に携わられた皆様の無私のご努力に、心からの敬意を表させていただきます。

カテゴリ:Staffレポート

2022年11月21日 19:36 admin

2022.11.21 18:38

栗駒山判官森 拝舞殿 落成式(2022/11/1, 宮城県栗原市栗駒)

11月1日(火)13:30より、宮城県栗原市栗駒にある源義経の御胴体(おどうたい)が祀(まつ)られる判官森(はんがんもり)のすぐそばに 有限会社栗駒建業会長の高橋安敏さんご夫妻が建てられた拝舞殿(はいぶでん)にて、 源義経公墓所・判官森を守る会と奥州くりはら義経会が主催し、 当財団が後援しました落成式(らくせいしき)が執り行われ、 会場には約150名の観客が集まりました。

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はじめに源義経公墓所・判官森を守る会と奥州くりはら義経会会長の菅原直之さんによる開会の挨拶があり、 続いて来賓として参加された神奈川県藤沢市白旗(しらはた)神社の鈴木宮司の祝辞では子々孫々まで拝舞殿が残ることが 祈念されました。当財団の代表理事も挨拶し、自立支援を趣旨として11年前から活動を行ってきた我々は 少子高齢化等の社会問題についても地域の方々の傍に寄り添って共に考えて活動していること、 その一環として今年平泉に源義経、静御前、その間に生まれた源静義の記念碑を建てたり、 6月と7月には岩手県千厩の白幡(しらはた)神社にて義経公と静義公の鎮魂祭を初めて執り行ったりしたことを話されていました。 また、栗駒の地で素晴らしい落成式を行うことが出来たのも白幡神社の小山宮司と、 当日会場にいらしてくださいました奥様とのご縁があったからであるとも語っておりました。

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落成式では記念公演として、拝舞殿を建てられた高橋さんの弟で歌手の橋弘之さんによる「奥州しのび唄」、 栗原神楽、城生神楽、そして特別講演として当財団がお招きした西川翠扇様による「静の舞」が披露されました。

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かつて義経公と生き別れ、捕らわれの身となった静御前が別れの悲しみを訴えて鎌倉鶴岡八幡宮で舞った「静の舞」が、 時を超えて義経公が眠る判官森のそばで舞われたことはなんとも胸が熱くなる時間でした。演者の西川翠扇様も、鎌倉鶴岡八幡宮の舞殿に立つ静の心情とは別に、 「静の舞」で詠われている静の義経への思いをより強く届けられるよう表現したとのことでした。

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また、今回の「静の舞」の公演では、東京藝術大学出身の地方(じかた)7名(長唄、三味線、小鼓、大鼓、笛)の皆様が素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。 宮城県まではるばるお越し下さり、素晴らしい舞台を披露してくださった西川翠扇様と地方、後見の西川翠菜様、他スタッフの皆様には心より厚く御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。

YouTube公式おのくんちゃんねる様にて、拝舞殿落成公演の全編をご覧頂けます。

カテゴリ:Staffレポート

2022年11月21日 18:38 admin

2022.11.21 17:06

地域の皆様との夕食会、知勝院訪問(2022/10/31-11/1, 岩手県一関市)

10月31日(月)18:00より、約20名の皆様との夕食会を我々のベースキャンプ千厩国際俱楽部にて開催しました。

今回は、かねてよりお付き合いのある地域の皆様に加えて、中央大学保全生態学研究室の西原先生と大学院生の西條さん、 そして一関市にある知勝院の千坂げんぽう前住職にもご参加戴きました。 西原先生は、全国の生き物と環境の変化について、 また石川県や千葉県における生物多様性の保全(さまざまな生き物同士の繋がりとその生息環境を守ること)への取組みを研究されていらっしゃいます。 その研究に興味をもった代表理事が西原先生へ連絡をしたところ、先生が研究の為に定期的に一関市の知勝院を訪問されていると聞き、 知勝院の千坂げんぽう前住職とご一緒に初めて夕食会にご参加戴くこととなりました。

知勝院は日本で最初に樹木葬を取り入れた墓地として知られていますが、千坂げんぽう前住職によりますと、 田村右京太夫に始まる一関藩三万石の藩主田村家の菩提寺である祥雲寺の別院として活動してきた「樹木葬の里」が、 長倉山知勝院として宗教法人として認可され、現在は祥雲寺とは別の兄弟寺として、 自然保護活動を行っているそうです。我々の活動でも大変お世話になっており、 今回の夕食会にもご参加戴いた白幡神社の小山宮司の奥様は田村家のご出身であることから、 千坂げんぽう前住職との再会を大変喜んでいらっしゃいました。

夕食会の食事は、大籠の畠山さんご夫妻にスキヤキをご用意戴き、いつもながらに大好評でございました。ご準備頂きました畠山さんご夫妻には心より感謝申し上げます。

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夕食会に千坂げんぽう前住職もご参加戴いたことがきっかけで、その翌日11/1(火)に知勝院を実際に訪問させて戴きました。 日本初の樹木葬墓地として知られる知勝院は、里山型の樹木葬墓地で、生態系豊かな自然環境を維持し、 後世へ残すことを考えて整備・運営されております。千坂げんぽう前住職ご自身が生物や植物に対して造詣が深く、 地域の生態系保全の活動や環境教育の取り組みも行っているからこそ実現出来たと感じられる墓地でした。

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今回の活動では、新たに交流を持つことが出来た西原先生や千坂げんぽう前住職が、 不思議なことに我々の活動拠点である一関、千厩地域とも繋がりがあることが分かりました。 これまでにお付き合いのある皆様はもちろん、このような新たなご縁も大切に今後も活動を続けて参りたいと思います。

カテゴリ:Staffレポート

2022年11月21日 17:06 admin

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