一般財団法人 連帯 東北・西南 RENTAI TOHOKU-SEINAN

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2013.05.22 10:55

平泉町役場でのイベント開催(05/21 2013 岩手県西磐井郡平泉町町役場)

5月21日(火)岩手県西磐井郡平泉町町役場にて「ともだちカレー®」を無償提供し、職員の皆様を励まさせていただきました。

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平泉町町長である菅原様は震災直後から一関市、藤沢町と合同の支援本部を設置して車両や大量の水、食料提供や職員派遣、 避難者の受け入れなどで陸前高田市を支援されてきた為に特別な想いもあったそうで、 我々が4月に陸前高田市役所へのカレー提供をした際には、我々の活動趣旨に大いに賛同してくださり、 公務の合間に昼前から現場へ入ってお手伝いをして戴きました。

平泉町役場の皆様は、震災後の沿岸地域支援活動に加え、中尊寺の世界遺産登録に際しても大変な苦労と努力を重ねてこられました。 弊財団では活動の初期段階より菅原町長様とお近づきになった御縁から、町長様以下全職員の皆様への慰労目的で「ともだちカレー®」を無償提供し、 感謝の意を表させて戴くこととなりました。

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前日の夕方、気仙沼でのカレーイベント終了後、南交流センターにて仕込みを行い、現地での作業は最小限になるように準備をしました。 東京から参加のLeeさんは、六本木で飲食店を営んでいたとのことで、大変手際よくお手伝い戴き、おかげで、比較的短時間で準備作業も終わりました。

気仙沼市社会福祉協議会の皆様同様に、町役場の皆様も今回の企画を楽しみにして下さり、雨でも開催できるようにと、大きなテントと、 皆が一緒にカレーを食べられるようにとそのテントの下にたくさんのテーブルと椅子も用意して我々を迎え下さいました。

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我々も現場に到着と同時に調理を開始したのですが、香辛料を入れ始めたころには、香りに誘われて、職員の方が次々と様子を見に来られました。 中には調理を手伝って下さった方もおられ、助かりました。実は、菅原町長様も何度か見に来られて、調理の進捗状況を確認されていました。

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有限会社青木商事の青木猪三生様は、効率的にナンブレッドを焼けるようにと、本格的な鉄板焼機を貸して下さいましたが、 先日同様に、青木様自らが鉄板焼機を持参して、ナンブレッドを焼く作業もお手伝いして下さいました。 また、青木様所有の工場にテナントとして入っておられるババ商店株式会社の社長、馬場様、も社員を連れてお手伝い下さいましたので、作業は順調でした。

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正午12時から、それぞれのお皿にカレーを盛って差し上げるスタイルで楽しんで戴きました。 カレー配りには、千厩町及び藤沢町から参加して下さったいつもの皆様に加え、水沢教会の高橋神父様も加わり、お手伝いをして下さいました。 天気も良く、暖かな日でしたので、テントの下で、皆がおしゃべりをしながらカレーを堪能し、楽しいひと時を過ごしました。 今回のカレーは大人向けでしたのでスパイシー仕立てでしたが、これが大好評で、3杯も食された方もおられた様です。

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平泉町役場で開催でしたので、近隣の中尊寺及び毛越寺のご住職等もご参加くださり、「ともだちカレー®」をお楽しみ戴きました。

そして食後には、千厩町の酪農農家から頂戴した新鮮な牛乳を使ったチャイを提供となりました。 いつもでしたら、これで終了ですが、今回は東京から参加のLeeさんの提案で、韓国料理の一つであるチヂミ(韓国風お好み焼き)を スタッフとお手伝いをして下さった皆様に楽しんで戴くこととなりました。 いわゆる「まかない料理」のつもりだったのですが、韓国出身のLeeさんが作ったチヂミ(韓国風お好み焼き)は本格的で、 大好評でしたため、役場の皆様にもおやつとしてお持ち帰り戴きました。

平泉町役場でのカレーイベント終了後、代表の佐多は岩手県一関市と平泉町の一部で放送されている 「FMあすも」のラジオ番組「なのはなレディオ」(14:35~15:00)の「あすもさござい」にゲスト出演し、 連帯東北・西南 の理念や活動内容等について話しをさせて戴きました。 そして、最後にはILC(国際リニアコライダー)誘致支援ウォーキング(中尊寺の金色堂入口前を出発点として一関市内までに約10キロ)を6月1日に開催するとの発表を行い、 リスナーの皆様に参加を呼びかけました。

今回開催されたイベントの様子は岩手日日新聞にて記事が掲載されておりますので、ご覧下さい。

2013/5/23付け岩手日日新聞

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カテゴリ:Staffレポート

2013年05月22日 10:55 admin

2013.05.21 13:04

気仙沼福祉協議会でのイベント開催(05/20 2013 宮城県気仙沼市社会福祉協議会)

5月20日(月)宮城県気仙沼市社会福祉協議会にて「ともだちカレー®」を無償提供し、職員およびボランティアの皆様を励まさせていただきました。

気仙沼福祉協議会には、我々も活動の開始直後から協力関係にあり、 震災直後にはボランティアの皆様が被災地域へ移動するための手段として、 3台の4輪駆動車を貸し出しさせて戴きましたこともございます。 また、居住者間のコミュニケーションが希薄になっている仮設住宅の情報などもお互いに交換しつつ、 カレーイベント開催の候補地を決めてきた経緯もあります。 復興に向けてご自身も被災者である方も多い中、 頑張ってこられている協議会とボランティアの皆様に御礼と激励の気持ちを伝えたいとカレーイベントを企画・実行させて戴きました。

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公共機関で「ともだちカレー®」を提供させて戴くのは、先月4月の陸前高田市役所に続いて3回目となりますが、 気仙沼市社会福祉協議会の皆様は、今回の企画を楽しみにして下さり、雨でも開催できるようにと、大きなテントを準備して我々を迎えて下さいました。

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今回も、前日から仕込みを行い、現地での作業は最小限になるように準備をしました。 作業は、いつもお世話になっている千厩町南交流センターにて、地元千厩町の皆さんにも応援して戴き対応しました。 千厩町ロータリークラブ会長の小野寺様は当日現場に参加できないからと、大変有難いことに20Kgの鶏肉を無償提供して下さいました。 そして、酪農農家の佐藤様からは、搾りたての牛乳を無償提供して戴きました。 また、当日の現場作業では、ボランティアスタッフの協力を得て時間内にカレーを完成させることができました。

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東京から参加のLeeさんは、山谷での炊き出し活動にも参加するなどボランティア活動に関心が高く、 今回も我々の活動趣旨に賛同して、前日の仕込みから手伝って下さいました。以前は六本木で飲食店を営んでいたとのことで、 とても手際のよい作業姿が印象的でした。

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有限会社青木商事の青木猪三生様は、効率的にナンブレッドを焼けるようにと、本格的な鉄板焼機を貸して下さいましたが、 今回は青木様自らが鉄板焼機を持参して、ナンブレッドを焼く作業もお手伝いして下さいました。

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テントの下で、皆がおしゃべりをしながらカレーを堪能し、楽しいひと時を過ごして戴きました。 そして、食後には佐藤様から頂戴した新鮮な牛乳を使ったチャイを用意していましたが、一人で2-3杯飲んでいる人も出たほど好評でした。 気仙沼市社会福祉協議会の皆様がスムースに支援活動をできるよう、微力ながら我々も協力を惜しまぬようにする所存です。

カテゴリ:Staffレポート

2013年05月21日 13:04 admin

2013.04.13 18:40

陸前高田市役所でイベント開催(04/11 2013 岩手県陸前高田市市役所)

4月11日(木)岩手県陸前高田市役所にて「ともだちカレー®」を無償提供し、職員の皆様を励まさせていただきました。

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陸前高田市は東日本大震による津波で死者1556人、 行方不明者218人(2012年12月31日現在)が出ており、 岩手県の中では一番大きな被害を受けています。 震災発生から2年以上の長い年月がたったにもかかわらず、まだまだ復興という状況にはありません。 復興に向けてご自身も被災者である方も多い中、頑張ってこられている市役所の皆様も絶望感を払拭できずにいることも伺い、 市役所の皆様に御礼と激励の気持ちを伝えたいとカレーイベントを企画・実行させて戴きました。

連帯東北・西南では主に仮設住宅にてカレーイベントを開催してきましたが、 公共機関でのイベント開催は、昨年5月の高田市立広田小学校に続いて2回目となります。 これまでは、仮設住宅にお住いの皆さんを励ますこと、元気を出して戴くことが目的でしたので、 仕込みの作業も被災者の皆様に参加戴く形で現地にて行ってきましたが、今回は主旨も異なり作業時間も限られていましたので、 前日から仕込みを行い、現地での作業は最小限になるように準備をしました。

作業は、いつもお世話になっている千厩町南交流センターにて行いました。 事前にプランを立てて準備したのですが、予定外の買い出し作業が発生するなどし、 作業を担当する予定の人数が減ってしまい、地元千厩町の皆さんにも応援してもらい対応しました。

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昨年の5月に岩手県陸前高田市立広田小学校にて開催された運動会で「ともだちカレー®」を無料提供し、 子供たちやその家族の皆さんを励まさせて戴きました際に、運動会に出ていたある子供さん(小学5年生のケイスケ君)と親しくなりました。 そして、彼が暮らす傍の仮設住宅(陸前高田市広田町大久保第2仮設団地)にて、7月7日(土曜日)の七夕の日に再びカレーを提供し昼食会を兼ねたイベントを開催しました。 そのお母様と親しくさせて戴いていたことから、今回のイベントの話をしたところ、被災者であられるにもかかわらず、ぜひともお手伝いをとの申し出を受け、朝から市役所の現場にてご協力をいただきました。

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川崎町の焼肉レストラン(格之進)を営んでおられる千葉様は、新店舗の開店が間近で大変な中、 スタッフの小山さんを連れて朝から現場のお手伝いに来てくれました。 我々が親しくしていただいている藤沢町の住職、佐藤様も昼前には応援に駆け付けて下さいました。 千厩町ロータリークラブの小野寺様は当日現場に参加できないからと、大変有難いことに36Kgの鶏肉を無償提供して下さいました。 米国から参加のMarieさんは、南相馬でボランティア活動をした後に我々の活動に参加し、前日の仕込みから手伝ってくれました。

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有限会社青木商事の青木猪三生様は、効率的にナンブレッドを焼けるようにと、本格的な鉄板焼機を貸して下さいました。これのおかげで、非常に作業がはかどりました。

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これまでのイベントでは、その場でカレーを盛って差し上げてきたのですが、今回は市役所の限られた昼休み時間内に効率よく配ることが必要だった為、 昼休みの前にあらかじめカレーとナンブレッドをパックに詰めておき、皆様に配布する方法としました。300食の準備でしたので、 すべてを事前に用意することもできず、一部の方には少しお待ちいただくこともありましたが、正午12時からスタートして15分程度で300食全てを無事配布することができ、一同ほっとした次第です。

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平泉町町長である菅原様は震災直後から一関市、藤沢町と合同の支援本部を設置して車両や大量の水、食料提供や職員派遣、避難者の受け入れなどで陸前高田市を支援されてきたそうです。 また、陸前高田市長ご自身が奥さまを亡くされて、被災者であられるにもかかわらず、市民の為に奔走する姿勢に大変感無量であられたと聞いております。そのような背景もあって、 我々の活動趣旨に大いに賛同してくださり、公務の合間に昼前から現場へ入ってお手伝いを戴きました。菅原様の笑顔と手際がよい作業には、暑く御礼申し上げます。

市役所に対して慰労目的でのイベント開催をすると代表から聞いたとき、我々スタッフもびっくりしましたが、我々の活動目的が自立支援であることから、 市民の自立を支援する為に日夜努力をされている役所の皆様を励まさせて戴くことは勿論ですが、 私たちの本当の希望は被災者の人々にこそ一日も早く立ち上がってこういう私達の運動を共にやろうという前向きな気持ちになって戴きたいのです。 そして、今回のイベントを終えた後に市役所の皆様から「今回だけで終わらないで、またお願いします」と言われた時、よけいにそういう思いを強く致しました。

今回開催されたイベントの様子は岩手日日新聞にて記事が掲載されておりますので、ご覧下さい。

連帯東北・西南スタッフ 北出昇

2013/4/13付け岩手日日新聞

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カテゴリ:Staffレポート

2013年04月13日 18:40 admin

2013.03.11 13:53

エンゼル像寄贈及び犠牲者追悼式の開催(03/10-11 2013 宮城県石巻市大川小学校跡地)

2013年3月10日(日)及び3月11日(月)、宮城県石巻市立大川小学校校庭跡地において、 一昨年の東日本大震災で犠牲になった方々の鎮魂とご遺族はじめ大川地区関係者の皆様に「悲しみ」の中においても「希望」を持って未来への歩みを進めて戴きたいとの想いで、 エンゼル像の寄贈及び犠牲者追悼の式を執り行わせて戴きました。

1. リチャード・P・エヴァンス氏とエンゼル像

Richard P. Evans(リチャード・P・エヴァンス)氏は、1962年にアメリカ、ユタ州のソルトレーク・シティで生まれ、 家族愛をテーマにした作品を得意とする作家です (http://www.richardpaulevans.com)。 ユタ大学を卒業後、広告代理店に勤務し、仕事のかたわら自分の娘たちのために書いた「The Christmas Box」がクチコミで評判となり、 友人たちに勧められて自費出版したところ、全米でベストセラーになりました。 その後も、次々とベストセラーを執筆し、執筆活動のかたわら、恵まれない子供たちのための慈善活動にも積極的に取り組んでいます (日本では、講談社から、「クリスマス・ボックス」というタイトルで出版されています)。

物語の舞台となったソルトレーク・シティの墓地には、物語の象徴とも言えるエンゼル像が実際に置かれていましたが、 1984年の大洪水によって破壊されてしまいました。しかし、1994年12月6日、エヴァンス氏により新しいエンゼル像が寄贈されました。 その後、エヴァンス氏の活動が多くの読者に賛同され、アメリカ全土で次々とエンゼル像のレプリカを設置する動きが広がりました。 今では、アメリカ国内116ヶ所、カナダ1ヶ所にエンゼル像が設置されており、今回日本で寄贈されたエンゼル像は、118番目となります。 毎年12月6日(本の中で、女の子が亡くなった日)には、多くの遺族や関係者がお集まりになり、互いに子供らを亡くされた悲しみを共有し、励まし合っておられます。

2. 被災地へのエンゼル像寄贈

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弊財団でこれまで支援活動を行ってきたすべてのスタッフが被災者の方々の深い悲しみは察するに余りあるものと感じておりましたことから、 お子様をはじめ、お親しい方々を亡くされた皆様を少しでも慰めることができないかと思案しておりましたが、私がエヴァンス氏と親しくしておりましたことから、 被災地にエンゼル像を寄贈したいとの想いに至り、ずっと、この像の建立にふさわしい場を探し続けて参りました。

3. 武山様との出会い

東日本大震災で児童74名、先生方10名が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校のある同市大川地区で、 地元住民による慰霊碑建立計画が進んでいることを知り、また、同校の傍に慰霊碑を建立するために資金集めをされている、 釜谷地区慰霊碑設立委員会代表の武山郁夫様の事が書かれた読売新聞(YOMIURI ONLINE)の記事を拝見したことがきっかけで、 お目にかかる機会を持つに至りました。

武山様は、震災当日、仕事で浜松方面におられ、難を逃れたそうですが、大川小学校を卒業したお嬢様(当時19歳)や奥様、ご母堂様は、 車で避難していた途中で津波の被害に遭われ、犠牲となりました。

実際に大川小学校を訪問し、お話を伺う中で、この場所ほどエンゼル像を置くにふさわしいところは無いと実感した次第です。

4. 大川小学校へのエンゼル像寄贈の準備

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今回、大川小学校校庭跡地へのエンゼル像寄贈にあたって大変ご尽力戴きましたのは武山様ですが、 同校PTAの皆様をはじめ、多くの関係者と協議をして下さり、おかげで、同校内に慰霊碑の一つとしてエンゼル像を建立することを正式に許可して戴きました。

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エンゼル像の輸入は弊財団にて行いましたが、基礎及び台座の作成、エンゼル像の設置工事については、 我々が支援活動を開始した当初よりお世話になっており、今回の活動の趣旨にも賛同してくださった有限会社青木商事(岩手県一関市所在)の社長青木猪三生様のご好意により、 全て無料奉仕で対応していただきました。

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また、医療法人瑞穂会 東海林内科胃腸科(石巻市)の理事長 東海林健一様は、式の開催に際して必要であった我々スタッフの宿泊先やテントの手配に加え、 当日の設営までご尽力くださり、3月10日の夜は石巻にて関係者25名に夕食を振舞ってくださった上に、3月11日も昼食を差し入れて下さいました。

5. 地元主催合同供養祭の様子

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地元主催の合同供養祭は、校庭内(エンゼル像の奥)に設置された慰霊碑前で開催予定でしたが、強風が吹き荒んでいた為に校舎内での開催となりました。

6. エンゼル像寄贈及び犠牲者追悼式の開催

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3月10日には地元主催の合同供養祭終了後、エンゼル像の前で、名古屋からわざわざお越し下さった若宮八幡社の宮司である副野均様に式を執り行って戴きました。

式には、弊財団スタッフに加え、地元のご協力者の方々や米国ソルトレーク・シティからお越し戴いた、 Richard P. Evans(リチャード・P・エヴァンス)氏の代理人である、Lisa Johnson(リサ・ジョンソン)夫妻と エンゼル像の制作者であるJared O.M. Fairbanks(ジャレッド・O.M.フェアバンクス)氏に参列して戴きました。

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また、3月11日には、岩手県にある水沢教会からお越しいただいた高橋昌神父と、 藤沢町の藤源寺(曹洞宗)からいらして下さった佐藤良規住職のお二方にそれぞれ追悼の儀式を執り行って戴き、 さらにイスラム教徒である弊財団のセイエド・タヘルもコーラン(イスラム教の聖典)の中から特に天使の働きについて朗読し、 世界平和の為に諸宗教の対話を意識してecumenical(エキュメニカル)な式とさせていただきました。

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"Angel of Hope"(希望の天使)と名付けられたエンゼル像から、"悲しみ"の中から力強く"希望"を持って立ち上がられますようにという強いメッセージを感じて戴けたら幸いです。

最後に、Richard P. Evans(リチャード・P・エヴァンス)氏の代理で来日したLisa Johnson(リサ・ジョンソン)氏のメッセージ及び、今回の式の様子が掲載された3月14日付け岩手日日新聞の記事を紹介させて戴きます。

連帯東北・西南 代表理事 佐多保彦

リサ・ジョンソン氏のメッセージ(日本語訳)

Lisa Johnson氏のメッセージ(原文)

2013/3/14付け岩手日日新聞

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カテゴリ:Staffレポート

2013年03月11日 13:53 admin

2013.02.10 23:03

春節を楽しむ会の開催 (02/10 2013 岩手県一関市ベリーノホテル)

岩手県一関市ベリーノホテルにて、2月10日(午後6時より午後9時)に東北在住の中国出身者やその他の外国出身者とそのご家族と共に、春節を楽しむ会を開催しました。

昨今、残念なことに中国とは厳しい関係が続いておりますが、民間レベルでは良好な関係にあります。 弊財団では支援活動を通して、日本人と結婚されて東北で頑張っておられる大勢の中国出身の奥様方と知己となり、 仮設住宅でのカレーイベント等では、料理の準備などでご協力も戴いて来ました。お礼の気持ちを込めて、旧正月の幕開けを楽しくお祝いさせていただきました。

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100名の定員に対して、大幅に定員数を超える申し込みを頂戴し、最終的には200人を上回る皆様に参加をして戴きました。 会場として使用させて戴いたホテルの会長・齋藤様が、我々の開催趣旨に賛同して下さいましたことから、 準備段階から大いに協力をしていただいたことに加え、大幅な人数変更にも柔軟に対応して下さいました。

代表理事による開会のスピーチでは、「故郷を離れて日本人と結婚された中国人の皆様が、 今日まで努力をされてきたことに敬意を表する」との挨拶に始まり、一般社団法人 移民政策研究所 所長 坂中英徳氏による講演では、 人口の減少が続く日本では、教育も含めて社会制度を変更し、移民を迎え入れることが「人口崩壊」を免れる唯一の道であるとのお話へ続きました。

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乾杯の挨拶となり、東京の健興通商社長・傅(フウ)様から頂戴した10年物の甕入り紹興酒、川崎町の格之進社長・千葉様と千厩町のロータリークラブ会長・尾形様のご厚意により、 それぞれが御提供して下さった樽酒を会場の皆様に堪能して戴くこととなりました。お料理は、バイキング形式での提供とさせていただきました。

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中国人によるピアノ演奏、オペラ歌手の歌、琴演奏、そして中国雑技のパフォーマンスの一種である「変面」ショーで会場内は感動と驚きに包まれました。

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その後は、中国、フィリピン、日本の各国から代表がステージに集まり、ピアノ演奏にあわせて各国の歌を皆で合唱して戴きました。 日本チームの歌の後は「北国の春」を中国語で合唱し、盛り上がりました。

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後半ステージでのピアノ演奏は、代表が親しくしているミュージックレストランのオーナーである古賀さんが担当してくださったのですが、 様々なリクエストにも柔軟に対応できる熟練の技は感動でした。 最後には代表のリクエストで古賀さんの演奏する軽快なビア樽ポルカの演奏に合わせて皆が一列に繋がり会場内を行進した光景は圧巻であり、 最初は遠慮していた方も、最後には列に加わって、他の皆様と一緒に笑顔で行進を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

「この様な楽しい会であればもっと盛大にしてもよいのでは」と、来年に向けて ベリーノホテル会長様とも大いに盛り上がって今年の会は終了となりました。

今回のイベントは参加費無料で開催をさせていただきましたが 「楽しんでいただけたら募金をお願いします」と呼びかけをしたところ、 会場に用意していたチャリティーBOXには約8万円もの皆様の気持ちが集まりました。この場を借りてお礼を申し上げると同時に、 皆様からのお気持ちは弊財団の自立支援活動を通して、東北の皆様に還元させていただきますこと、ここにお伝えします。

今回開催されたイベントの様子は岩手日日新聞にて記事が掲載されておりますので、ご覧ください。

2013/2/11付け岩手日日新聞

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カテゴリ:Staffレポート

2013年02月10日 23:03 admin

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