6月28日(金)岩手県大槌町役場にて「ともだちカレー®」を無償提供し、皆様を励まさせていただきました。
大槌町では、東日本大震災津波で町長の加藤宏暉氏をはじめ幹部職員40名が犠牲となられた為、行政機能が麻痺しました。
盛岡市から距離も離れていたことも災いして、被害の全容が外部に伝わりにくく、周囲から孤立したような状態がしばらく続いたそうです。
8月6日から旧大槌小学校校舎が大槌町役場仮庁舎となり、8月28日は町長選が実施され、元町総務課長の碇川豊氏が当選し、
今日に至っておりますが、いまでも現職員280名の半数近くは全国各地からの応援で成り立っているとお聞きしております。
弊タヘルのとりもつとあるご縁から、大槌町吉里吉里にある曹洞宗吉祥寺のご住職(高橋様)と親しくなりました。
高橋様のお寺は高台にあるので津波被害は免れておりました為、震災直後より津波被害を受けた250名近い人々を受け入れられたと聞いております。
我々は6月20日に県立大槌病院にて「ともだちカレー®」を提供して、皆様を励ます予定であることをお伝えしたところ、
町役場でも同様なイベントを開催して欲しいとのご要望を頂戴し、今回の開催に至りました。
町役場内の敷地には、警察及び消防の仮庁舎もあり、職員の皆様は総勢で280名前後との知らせを受けて、準備を進めました。
我々の活動拠点である千厩町(一関市)から大槌町までは、車で2時間30分程度の距離がありますので、
午前8時から現地での作業が開始できるように、早朝5時の出発となりました。
前日は、現地での作業が最小限になるように、仕込み作業を千厩町南交流センターにて行いましたが、千厩町ロータリークラブ会長の小野寺慶志様は、
大変有難いことに今回も36Kgの鶏肉を無償提供して下さいました。
そして、大東町のJAからは、大量のトマトを格安に提供して戴きました。
当日は朝から小雨が降る天気だったのですが、大槌町に到着するころには雨も止んでおり、6月末としては少々寒かったのですが、まずまずのイベント日和となりました。
到着と同時に町役場と消防庁舎の間に大きなテントを設営することから、準備を始めました。
鍋から香ばしいカレーの香りが漂うころになると、様子を気にして見に来る人も増えてきたのですが、我々が最もうれしかったのは、
碇川町長ご自身が我々の作業場に来られ、感謝の言葉を述べて下さったことでした。
さらに、タヘルや代表の佐多を自らカレーをもって町役場内の各部署をご案内下さって、これからお配りするカレーをPRしてくださいました。
正午12時から「ともだちカレー®」の提供を始めましたが、短時間に効率よく配布ができるよう、蓋付きの容器を使用しました。
部署の代表として来られる方も多く見受けられ、2人で25人分を持ち帰られたケースもあるほどでした。
カレーをお渡しするテーブル前が瞬間的に長蛇の列になってしまいましたので、我々も役割分担を瞬時に組み換えて対応しました。
それまでは、すべてを蓋付きで配布していたのを、受け取って戴く方が必要であればセルフサービスで蓋をする様に変更したことで、流れが順調になり、
待ち時間が大幅に短縮できたことで、15分程ですべての配布が完了となりました。
我々がイベントで「ともだちカレー®」を作る際、不足して食べられない人が出ないように、予想人数の1.5倍以上は必ず準備しているのですが、
今回は280食の予定を大幅に超えて400食(お代わりを召し上がった分を含め)を提供させて戴きました。
皆様にカレーを振舞って今までの大変な努力の功を労いましたが、町長さん以下全国「北海道から沖縄まで」から支援に駆け付けておられる町役場の皆様からも大いに感謝された次第です。
6月20日に「ともだちカレー®」イベントを実施した県立大槌病院の岩田院長先生も事務長や先生方を引き連れてわざわざ感謝を表しに来場され、この昼食会にご参加くださいました。
カレーイベントの終了後、このイベント開催のきっかけを作って下さった高橋住職のお寺を訪問し、震災直後の様子などお話を聞かせて戴きました。
奥様とお二人で震災後2ヶ月近くも250名の方々のお世話は想像できぬ程さぞかし大変だったことと想像します。
我々が開催した今回のイベントに対する感謝を何度も述べて下さる謙虚な姿勢に一同恐縮した次第です。
高橋様の奥様は、震災後に封印されていた抹茶を点てて、我々をもてなして下さいましたが、我々のイベント開催をきっかけに、何かが変わったことを感じた感動の瞬間でした。
大きな被害を受けた大槌町の皆様に対して、我々ができることは非常に限られていますが、今後も同地域に対しての自立支援活動を継続して行く所存です。