2011.07.01 16:02
ボランティアレポート:2011年7月1日 vol.2-浦戸諸島 桂島-
活動内容:海苔の養殖をされている漁師さんのお手伝い(いかだに使用されるロープのせん断作業)
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(Aさん・26才・男性 東京都在住の方より)
現地の方々と接して感じたのは皆「前を向いている」事です。今まで手をかけて育てた物が全て瓦解してしまい、マイナスからのスタートとして生活していかなくてはいけません。電気が届くようになったのが5月上旬、町に病院はないという状態で、島民の皆様から「毎週毎週来ていただいて、非常に感謝しています。」と暖かい言葉を頂きました。
自分達が辛い状況の中でも、感謝を忘れずまた再び美しい海と共に生活していくためには、何をすべきかをはっきりと認識し実行されていると強く感じました。都市部に住んでいると、どうしても近隣の方との関係が希薄になりがちですが、桂島では、町ひとつが家族のようで、震災があったにも係らず、暖かい雰囲気に包まれていました。
カテゴリ:宮城県浦戸諸島 桂島|連帯東北アクティビティ
2011年07月01日 16:02 admin











秋の海苔養殖種付けまでに850台のいかだを作らなければならないのに、まだ300~400台の筏しか完成していないとのことです。網を張るためのロープを半田ごてで決まった長さに切るという単純な作業ではありますが、数少ない漁師さんたちだけではそういった作業も手伝ってもらえると非常に助かるとのことでした。
また海苔養殖の時期以外では、潮干狩りでのアサリやワカメで生計の一部を担っていたそうですが今回の震災で地盤沈下が起こって水面が上がり、アサリ等が取れなくなったことも伺いました。
津波で5名の漁師さんの海苔の乾燥機(写真)が流されてしまったとの事です。
